もう、遠い話の話ですが、もうウッドデッキ工事に携わっていたころ、木材保護塗料という物が発売され、噂では毎年塗れば、ウッドデッキは半永久的に持つと聞いてました。
私は、塗るだけで耐久性が出るんだったら大掛かりに加圧のプラントを入れなくてもよかったと思ったものです。
実際、効果というのは長期の実績でわかるもので、特に自然の中で使う物は、予期せぬファクターが出てくるものだから、実験室で得られた結果で類推しても正解といいきれないし、長い間のフィールドワークも大事だと思います。
近年でも、作り替えられたお客様に伺っても、2年ごとに塗ってきたが、8年程度は持ったが…という話はよく伺います。
森林総研で塗装が専門である、木口先生の講義での内容が下記の写真ですが、長い間の疑問が氷解したように思いました
まず、木材保護塗料での保護とは、木材表面の天気による劣化(板目や冬目が浮き出し)等を防ぐことで、耐久力を挙げる、保護の意味合いは、少ない、つまり腐りに対しての効力は低いということです。
木材保護塗料は、含侵形の物が多く、木目をなるだけ見せたいという人が多いからだと思います。
顕微鏡による浸透の形を見ると、膜がうすいので、しっかり膜をつけた塗料に近づくため、防腐・防カビ等の微量の薬剤を入れるということです。
上写真のグラフで、緑いろのグラフ-penetratingは(浸透系)、film forming(半造膜形)です。塗装することで、木材の反り・割れなどを少し緩和させる効果があるようです。
もちろん、木材表面の形状の変化も全く劣化(腐り)に無関係ではないですが、木材の種類・改質した木材などによりますが、劣化より見栄えに大きく貢献してるのかもしれません。
耐久性が大幅に上がったということはないようです。
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