ウッドデッキを考えるとき、フェンスの形状を考えることは、重要である。
自分は、1980年代、勉強のため、アメリカの雑誌などを読んだり見たりしたがあまり参考にならないと思っていた。
今でも、当然そう思っている。
特に、首都圏の需要が多い我々は、限られたスペースの中で、このフェンスにより、デッキを利用しやすい目隠し的効果と、風の通りと、日光の入り方など、考えさせられることがいっぱいある。
土地の広い、アメリカのウッドデッキを参考にするのは、公共施設ならまだいいけど、 個人住宅では全く違う製作物にも思える。
目隠しとは、相手の視線をさえぎるが、自分にとっては、圧迫感につながる。その辺の程よい高さの考察、デザイン。
光をさえぎらないが、入り過ぎない。等々。フェンスによって、デッキのイメージ、効用が変わってくる。
いつもヒントにするのだが、日本人の文化としての曖昧性をデザインした、障子。
これが、この種のフェンスを考えるに、発想の元になりそうだ、といつも考える。
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