ここ数年とか、十年とかいう短いスパンでなく、もっと長い間、頭でぼんやりと考えていたことがある。
僕らウッドデッキ屋、材木屋は、(特殊な考えであるが)、仕事をあまりにも分業化するのは意味のあることではないんじゃないか?と自分自身結論づけている。
少し前は、走攻守、3拍子揃った・・・なんて野球選手についての表現が有った。
今は、更に大谷のように、走攻守投まで、プロ野球というジャンルでもでてきている。
専門に(進化)するのはいい、ただ文明史の逆を行くようだが、この(進化)が分業バカ・・・木を見て森が見えなくなる・・ということになると、これって本当に”進化”なのか?と疑問がのこる。
自分は、(未分化)を理想にしている。
作る者が、要望を聞き取って、シナリオ(図面化すること)が作れること、かつこのシナリオを一緒にやるものに説明できること、工事中にも、お客さんに確認しつつ、ほぼ理想的仕上げに持って行く。
つまり、営業・設計・工事・アフターの四拍子そろった現場選手を育成していくようにしてきて、今もしている。
(デザインという感覚的な部分は、デザインを理解できるまでとしてる。デザインは感性だからね)
また、営業っていうのは、のべつまくなし、喋ってなくてもいいから、人とのコミュニケーションができなきゃ、ダメなんだと教えてきた。
ステレオタイプの(職人)って、頑固で無口。・・・・無口でも、いや無口でなければ作る時に集中できないし、それは必要条件であるが、お客さんの要望を聞く時までも、無口じゃ、コミュニケーション取れない)
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