材木屋では、心材のことを、赤身(あかみ)といい、辺材の事を白太(しらた)と言う。
この国産のスギなどは、色を見ればなぜ赤身・白太というのか理解できるが、外国産材(外材)などは、心材が黄色だったりで、昔からの慣用的材木屋の言葉が外材が多いと使いにくい。
右から2列目の山の杉材は白太を上向きにしている、木の色が白っぽい
一番上の白太(辺材)をひっくり返すと、赤身(心材)が見える(この写真)
木材の耐久性について、日本木材保存協会では、心材の耐久性で比較をする。
辺材については、割と新しい部分であり、心材と違って耐久性が低い部分である。加圧注入で保存処理する場合、辺材は保存剤が非常に入り易い(国産材は特に)、心材は入りにくく、この加圧注入で入った浸潤深さで保存処理材は耐久性がほぼ決定される。
赤身は、だいたい木材を腐朽させる抽出成分が入ってるので、材によって大小がかなりあるが。辺材よりは耐久性はあるということになる。
塗装で防腐というのでは、この浸潤が浅すぎて、化学的に、腐朽菌を忌避できるレベルに到達するのはほぼ無理。
物理的に、腐朽に必要な水分を入れにくい造膜形塗料(ウレタンのペンキ)でも腐朽確率は下がるが。大きく耐久性を変えるまでにはいかない。
耐久処理では、辺材・心材の奥深く腐朽菌の忌避成分を浸潤させることが大事なことになる。
LBウッドは、辺材・心材へACQ加圧で腐朽菌、シロアリの忌避成分を入れ、なおかつ難しいとされる材の最深部にDOT(流動性保存剤)をいれ、なおかつ力学的防腐対策の水分の木材表面分滞留をシリコンゴムの撥水性で防ぐのです。
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