外部で木材を使うウッドデッキ、ウッドフェンス、パーゴラなどの構築物を、自社工場で耐久加工した材木で作り始めた37年ほど前。
諸外国では、いわゆる普通の針葉樹に加圧処理で加工し耐久性を保持していると聞いたとき”本当にもつの?”と思ったものです。
疑問はあったが、そういうものだ、ということを理解しただけで、外部使用可能の材木を使ってエクステリアを作ってるのに深い知識、経験を身に着けていなかったと思います。
しかし、件数をこなしていくうちに
そもそも
①腐りとは、どういう状態でどうして起こったか?
②腐りと汚れの違い
まずこれをもっと知りたくなりました。
同時に、ウッドデッキの仕事をして、自社での独自で耐久力のある材木を使ってるから、より実際に感じ、観察しなければ意味がないと思ってきました。
”耐久性抜群、ノーメンテナンス”とか言葉だけは踊るけれど、世間一般、その検証が無いように思ってきたのです。
そう思い、ずっと木材保存協会さんの講習を興味を持って聞きに行ってまして、20年ほど前から木材劣化診断士の講習も。
一番重要な事は、色んな材料で作られたウッドデッキを長い年月かけて検証することだったのです。
木材単体の性質は、100年、200年程度で、どんどん進化が進みバージョンアップするわけじゃないし、バージョンアップするのは、耐久処理の技術。
木材単体そのもの(加工もないもの)のいろんな状態での変化は、まず変わっていないはず。
こう仮定すると、あとは木材を変質(腐朽・汚れ・色変化等)をどう考え、どうやってその変質を抑えるか?
これを考え、できるものから実施すればいい。と考えるに至りました。

腐りを材質の変化の中では、緑の藻(藻が枯れると黒くなります)・カビ(白や黒)となって木材表面の汚れになっています。
これは、たくさんあっても、木を腐らせることはないです。
カビのように白く木材について、一見カビに見えるものが、違いはなかなか言葉で言いにくいですが、それが腐朽菌です。
かつて高耐久処理を謡うものがあったんですが、長い間見続けてるといろいろ気になることも出てきました

上の写真では判別できにくいですが、腐朽菌はクモの糸が密集した白い塊のようになります。
金物との接合部で水や結露でこれらが発生しやすい環境になるのです。LBウッドにシリコンゴムをつけて撥水しやすくしたのは、それを防ぎたいというのも一つの理由です。
熱帯産の高耐久で有名なハードウッドのウリンは、進化の過程でこの撥水効果を得たようです
人工木は成分にプラスティックが多いので、腐りにくいですが割れたりはします。
割れたら、技術とデザインを進めるので同じメーカーの物が廃盤で使えなくなる自己撞着も生まれ、他社メーカーの類似商品を使うようです
そういう実際の事情も大事な要素だとは思います

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