2010年に、既にLBウッドは出荷していたが、LBウッドが年数経過したとき、メンテする時そこで更なる年数経過を想定して、耐久性を付加する方法を確立しようと、DOTの挙動を実験した。
床材とみたてて40x140の無処理スギ材、大引きと見立てて90角の無処理ツガ、DOT溶液、クルクミン反応呈色反応(DOTが入ってるか)で見るための反応液を用意した。

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床材と大引きの緊結したサンプル(ウッドデッキの納まりで)。
床材と大引きの隙間にDOT溶液を塗ると↓

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DOTに界面活性剤をいれてもいれなくても隙間に入っていく。赤い呈色反応がDOT(ホウ酸)の浸潤した証拠になる。

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シリコンをDOT水溶液に溶かして撒くと、却って入りにくくなるが、これを解決するため、DOT単独散布、DOT+シリコンゴム、の二度散布して、浸潤と溶脱を防ぐ対策にした。
工場段階で、特許木材LBウッドは既に高耐久処理は施されているが、経年で少しずつDOTが溶脱するものとして、メンテで有意義な耐久性を確保させるというわけだ。
無処理のウッドでのウッドデッキにも有効で、他社製のデッキにも修理でこの方法を使っている。
エルビーシステム ウッドデッキのお役立ちコラム
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