住宅のプランでも、2階以上の多層階のものは、階段の位置取りが重要な要素になる。
住宅の場合は、階高が大体決まってるわけなので、蹴上げや踏み面の大きさも建築基準法を遵守すれば、変わった階段ができることはない。
が、エクステリアの場合はこの辺の概念は曖昧になる。
外階段で上る鉄骨の螺旋階段が、幅が狭かったりしたことを経験することもあるのではないだろうか?
この辺の階段に対する基準は、”常識の範囲内”と言うことになってしまうのだろう。
階段から決めていくと、構築物そのものが成立しない場合がざらであるからしょうがないのかもしれない。
”どうしても、階段が取れない場合は、せめて梯子でもつけてくれ”といわれたこともあり、経験則に照らし合わせて、危なくないものにして、しかも構築物を成立させられるもの。
という解釈になると思う。
ここに、外部使用の階段の特殊性がある。
しかし、ウッドエクステリアにおいて、構築物の高さが高い場合で、結構余裕がありそうなものでも、なんでかわからないが、わざわざ危険な寸法をとる作りをするものを見かけることがある。
家庭内で事故というと、落下して、怪我をすることなど、危険率が一番大きいのが階段だという。
以前、階段の事故に注目して、ちょっと勉強したことがある。
蹴上げが微妙にくるった階段は、お寺の石の階段でも経験するだろうが、その部分で調子がくるって(かくっとなることはないだろうか)
直線の階段が、最後の数段で直角に折れ曲がった階段も、危なさNO1、だそうで、私の親戚の子供が、よく落ちると聞いた階段もその手だった。
親は、子供の不注意に原因を求めていたが、それだけではないのだ。
それを防げない場合は、手摺、踊り場で(精神的一服をつくものを付属させるのだ)
階段?う~ん。有った方がいいねえ、ということより、この危険防止を盛り込んで考えを進めることが重要だと思うのです。
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