昨年、建築界でプリツカー賞を受賞した山本 理顕氏のこれまでの、作品展をご本人の設計された横須賀美術館に見に行きました。
建築家の根本的な思想を表す言葉として、”閾(しきい)”という概念を氏は提唱してるようです。
都市という公的領域と家族という私的領域の中間で、その二つの領域を相互に結び付け、切り離す建築的装置が”閾(しきい)”と定義されるのですが、このウッドデッキも、公道という都市空間と自宅という私的領域のはざまにある空間で、”閾”と言えないだろうか?と考えてしまいました。
この美術館も、山本 理顕氏の設計。
人の位置は切り離されてはいるが、公的展示場とカフェでのプライベートの談笑も、同時並行の世界。
これは、”閾(しきい)”という吹き抜け空間なのでしょうか?
八ヶ岳の別荘が作品。
山本理顕氏の建築作品は、公共建築も多いので、コンクリート・鉄骨という人工的素材使用が多いけれど、この作品は珍しく、ウッドデッキをいれてくれています。
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