視線を遮りたいけど、フェンスを作ると暗くなってしまうし・・・光は取り入れて明るくしたいのよねー、
そんなときに活用したいのはポリカーボネイトの平板です!!!
塩ビやアクリルより耐候性に優れています。ウチの工事は100%屋外で施工なので、使用する採光板はポリカ一択です。
ポリカ平板はフェンスだけではなく、パーゴラの上に取り付けて屋根にしたりもします(むしろ屋根の方が使用頻度が高いです)が本コラムではフェンスに使う場合の事を主にご案内します。
(※以下2点の画像は住友ベークライト株式会社様のサンプルを撮影したものです。

透明ですが 無色のもの、ブロンズやグレーなどの色がついているものもあります。サンプルの台紙のユリがハッキリみえるものがクリアタイプ。色が入っている方が少し暗くなりますが、その分まぶしさは少しおさえられます。人の行き来は見えますので、気にならない場所に。
細かいボツボツがありますので、すりガラスのようにみえます。ボツボツが片面に入っているものと、両面に入っているものがあります。 色味はクリアタイプと同様各色あります。まぶしさはかなり抑えられ、人の行き来は見えなくて人影程度がわかる程度です。往来の多い場所にはこちらをお勧めします。
型板ガラス風のものや、透明感がないオパール、ホワイトもあります。視線を遮り、まぶしくもありません。

ポリカの下は暑くなりやすいので、熱線カットのものあります。フェンスにはあまり関係ないのですが、時々屋根やフェンスで囲われているときに使用します。
色が濃いほうが熱線カットの効果は大きいです。

敷地が道路より少し高いので、視線が合うような範囲はポリカで。これなら暗くなることはありません。

両開き門扉もつけました。

こちらは高台にあるので、往来の視線を気にする必要はありません。また、フェンスと屋根で囲う形なので、熱線カットグレード、フェンスなどの塗装色に合わせてグレースモークにしました。出入口の扉も同じデザインで。

グレースモークでも明るい内部。

お友達のワンコがたくさん集まることもあります。お行儀よくおやつを待っています。

2階のバルコニー。お隣の窓が近いので、ポリカでやんわりと視線をカット。床にはFRPベランダ材を使用し、床下のお庭の樹木にも光が届くように工夫しました。

ポリカとウッドの組み合わせがカッコいい。先代デッキが腐ったので作り替えました。先代はポリカの波板が付いていましたが、平板でブラシュアップ。クリアマットです。

デッキに雪が積もったときに掻き出せるように取り外し可能な扉をつけました。板のフェンス部分にはちょっと下をのぞける窓も。細かい心配りでご利用時にとても便利になります。

変形バルコニーで構造に工夫が必要でした。
●ポリカーボネイトも汚れますので、きれいに保つには時々お掃除をする必要があります。
●長年のご使用によりお掃除しても汚れが取れなくなることもあります。
●メーカーさんによると、寿命は10年だそうです。確かに経年劣化によって硬くなってくるような気がしますが、10年で交換なさるお客様はまだらっしゃいません。
(株)エルビーシステム 代表取締役太田ますみ 二級建築士/1級造園施工管理技士
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