ある程度床の高さがあれば、屋根や壁はあってもなくてもバルコニーと呼ばれます。
傾斜地デッキや車庫上デッキもこれに含まれますが、こちらのコラムでは便宜上、平坦地に柱を立てて作る2階のデッキをバルコニーと呼ぶことにします。
バルコニーは当たり前ですが揺れてはならないので、建物への固定は必須です。
建物への固定はそんなに大げさなことではなく、根太掛けと呼ばれるもの(板)を外壁に横にビス止めします。そのあと、ビス穴から雨水が建物に入らないようにコーキングなどでしっかり防水します。ビス穴だけでなく、根太掛けの上端と建物と接するところも。
この根太掛けに梁をのせ、バルコニーと建物を一体構造にします。建物にとっても耐震効果があると思います。
根太掛けはあくまでも振れ止め(=揺れ止め)ですので、デッキの重さが建物本体に負担をかけないように、外壁側にも柱を立てます。(出幅=奥行が2m位まででしたら家側の柱はなくても大丈夫です。)
また、建物を傷めないために、建物とバルコニーは離した方が良いという考え方もあります。
こちらですと地震のときに建物とバルコニーが別々に揺れ、かえってバルコニーが外壁を傷めてしまう恐れがあります。もともと建物に固定されていないので、大きく揺れますし。
そのため、エルビーシステムでは前者の考え方をとっています。
ここでの注意点があります。
建物を施工したハウスメーカーさん、工務店さんの考えやその施工方法によって、建物への止め付けが難しいこともあります。
□建物の保証期間中で外からビス打ちすると保証がきれてしまう
□お家を建てたハウスメーカーさんが後からビス止めするのはOKだが、他社がやると保証が切れる。
□外断熱なので、外壁にビスウチNG
□外壁がレンガでビスは目地を狙って打たないといけない。
などの理由です。
このようなケースでもバルコニーが欲しい!という方はご連絡ください。何か方法があるかもしれません。
桁(けた)は柱と柱を横につなぐ部材です。
梁(はり)は桁と桁を結ぶやはり大きな部材です。
梁、桁の部材の寸法によって柱と柱の間の距離をどの位離せるか、が決まります。部材寸法が大きいほど柱間を離せます。
大きい部材がない人工木やハードウッド(生産地で板材に加工してから輸入しています)では離せる柱の距離が狭いので、ちょっとしたバルコニーに何本も柱を立てたり、既存の部材を2枚合わせにしている場合も見かけます。
LBウッドは素材が国産杉で、自社工場でLBウッド加工処理をしているので、原木から梁や桁に使用するのに必要な寸法の材木を作ることができます。木製バルコニーの柱の数を必要最小限にとどめることができ、その分、基礎の数も少なくなるので、費用の節約もできます。
それでも木材だけでは柱間の距離に限界があります。最大4m位でしょうか。理想的には3mごとには柱を入れたいです。それ以上ですとどうしても”たわみ”がでてきますので、その場合はエルビーシステムでは重量鉄骨を併用しています。
☆横浜市青葉区 木製バルコニー/斜め残フェンス
バルコニーとお庭のフェンスはおそろいです。こちらのバルコニーも2回目のご注文。長持ちする、と実感されてのことなので、とても嬉しいです。
☆茅ヶ崎市 木製バルコニー/他にもたくさん作っていただきました
古民家再生のこちらのお宅に、LBウッドの風合いはとても良く似合っています。バルコニーは建物本体と同時に作られたものが傷んでしまったので、作り替えしました。目隠ししたい部分はフェンスを高くしました。デッキとバーゴラもエルビーシステム製。
☆浦安市/木製バルコニー/フェンスはこだわりのデザイン
通りの左右からの視線は遮りたいので、ルーバーで、正面は細目の横桟の隙間に変化をつけて。柱の位置よりデッキを大きくしたいので、少し持ち出し(オーバーハング)をしています。
☆ 葉山町 木製バルコニー
海が見えます!バルコニーからの眺めは最高!
柱の数はなるべく抑えて、下のお庭が使いやすいように配慮しました。
☆入間市 超絶フェンスのバルコニー
他社製のバルコニーが腐ってしまったので作り替えのバルコニーです。フェンスは曲面になっていて、高さも曲線で高低差をつけてあります。もともとは左側のように斜め張りでしたが、そうすると曲面なので板を反らせて張ることになり、板に負担がかかりますので、縦に張らせていただきました。超絶技巧が必要なフェンスでした!
☆ 木更津市 木製和風木製バルコニー
和風建築のお宅の既存バルコニー
弊社では通常付けている幕板を付けない、など既存バルコニーの工法にをなるべくなぞって違和感なく仕上げました。フェンスデザインが懐かしくもかわいいと思います。
☆ 藤沢市 車庫上デッキとバルコニーのセット
ご近所でエルビーシステムの施工現場をご覧になって、ご連絡いただきました。
他社製の既存バルコニーと車庫上デッキが傷んだので、セットで作り替え。フェンスデザインは一新しました。
当社のデッキは木材保護塗料を毎年塗り直し、などの面倒は一切ありません。塗らなくてもとても長持ちしますが、デザイン的に必要でしたら塗装もできます。
塗装ははがれるものですし、紫外線による退色もあります。特に顕著なのが、床面!歩く場所で擦れますし、太陽光を水平に受け止めるからです。
おすすめはこちらのように、床面を除いて塗装する方法。はじめから塗らなければ色がとれる心配もありません。
太陽光に対して垂直のフェンスは意外と長く塗装がもちます。
☆ 川崎市多摩区 車庫上デッキとバルコニー
スキップフロアのとても素敵な設計のお宅。はじめからウッドデッキ達はありましたが、傷んできたのでつくりかえました。1階の床の高さと2階の下端の寸法があらかじめ決まっていて、そこにぴったり納める工夫が必要でした。
以前のものとカラーを変えたら、違う色のお花が似合うようになりました。
☆ 集合住宅の1階デッキと木製バルコニー
オーナー様からのご注文で、アルミのバルコニーが傷んできたので木製デッキに作り替えました。
ウッドデッキの良いところが存分に表れていて、しかも数棟あるのでとても見映えがします。
蹴破り戸も枠は木製、とこだわりました。
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