国産材へのこだわり

国産材へのこだわりで、環境へも配慮しています。

近年、耐久性を求めることから熱帯雨林の広葉樹(イペ・ウリンのようなハードウッド等)がよく使われ、 森林資源の枯渇が危ぶまれています。
違法伐採が多く、原地で合法木材とされているものでも違法木材のロンダリングされたものの可能性は高いのです。
LBウッドはそうした地球環境保護を考え、持続的に供給が可能で資源の豊富な国産材を採用しています。国産材に高耐久性処理を施すことで、ハードウッドと同等以上の耐久性を可能にしています。
★エルビーシステムは「木づかい運動」の取り組みに参加しています。

ハードウッド(イペ・ウリン等)について

国内では1990年の少し前にはオーストラリア産のジャラやアフリカ産のボンゴシなどが、公共施設のボードウォークや一部の遊具に使用され始めました。 これは木材自体が磨耗に強いので、ハイヒールやベビーカーや人が1日に何万人も通るような場所には利点が多いためです。 また、防腐の処理をしなくてもある程度の耐久性があることも多用されるひとつの要因であります。 近年では、イペやウリン・クマル・バツーなども一般住宅のエクステリアに使用されるようになっています。 ところが、最近になって、ハードウッドの安易な使用を疑問視する見方もでてきています。

いきなり地球規模の話になりますが…。 昨今の異常な気候変動の緩和のために森林は大切な役割を担っており、森林を保全するためには持続可能な森林経営が不可欠ということが大前提にあります。 持続可能な森林経営が行われる場合には、伐採許可を得たものが森林の回復(更新)に責任を持つため、森林が減少する可能性は著しく低下します。 日本の森林はまさにこれで、管理された森林の樹木はたくさん使用して、管理者が正当な利益を得、森林経営をながく持続することが、森林維持の近道になります。 ところが、ハードウッドの産地(大半は熱帯雨林地帯)での伐採はもともと植林・管理された森林からの伐採ではなく、天然林(ジャングル)からのものなのです。 ハードウッドはその硬さからも想像できるように、成長がきわめて遅く(東南アジア産のウリンなどは直径20cmになるのに60年ほどかかります。)また、植物としての生態もはっきりわかっていない部分が多々あります。 そのため、今後樹木の更新(植林、天然更新)をしたとしても森林経営として成り立っていくのか…、見通しは暗いといわざるを得ません。 だから熱帯雨林地帯では今の森林を大切に残していくことが重要になってきます。 一方、この種の材木は高価で取引されるため、違法伐採の対象にもなるのです。現地の人々にも生活があるので、売れれば売ってしまいます。

すでに価格が高騰しつつある樹種もあります。ある程度耐久性能を確認されつつあった樹種が本当の耐久性能を確認されないまま、近似種や他の代替樹種に置き換わる例もでてきています。 以上のことを考慮し、当社ではハードウッドのお取り扱いをやめました。国産材にこだわってデッキをつくっています。