よくあるご質問

当社は30年このデッキに取り組んでいますが、使えなくなったデッキはありません。

耐久性については、木材単体の耐久性を取り上げる向きが多いのですが、 ①施工時における補助薬剤、②施工方法、③適切なメンテナンス、④素材耐久性を複合的に考える必要があります。

当社は30余年前、遊具から始まり、次第にデッキ専門に変わっていったのですが、使えなくなったデッキはありません。この間には試行錯誤の中で、注入しても腐朽しやすいSPFを床材に使ってしまってやりかえたり、途中平成8年の地球環境に優しくなった薬剤に取り替えてからも、同様に耐久性を維持しております。耐久性を維持するには、素材の耐久性のみでなく、①~④の観点でシステム的に考える事は絶対に必要で、今後の木材需給や木材科学の発展によっても、重要性は失われないと思います。

東大名誉教授の故杉山英雄氏が1986年の"木材保存"寄稿論文にて、「防腐剤やペンキはポジティブな防腐措置、木材樹種の選択はパッシブな防腐措置で、両者は車の両輪にたとえられる」と書かれましたが、明快な答えだと思います。

はじめに選んだウッドデッキの材質によって、耐久年数は大きく異なってきますが、同じものを使ったとしても敷地状況やご利用状況によっても差はでてきます。

デッキの長持ちには乾燥第一!!です。

デッキの周りが壁や植物で覆われていますと、床下の通風に不安があります。除けるものは除いたほうがよいです。

2階バルコニーは通風についてはほとんど問題ありませんが、バルコニーの柱の部分に植物を這わせるのは考え物です。

植物そのものは問題ないのですが、どうしても水分をよんで、留めてしまうのです。

1・2階ともにいえることですがデッキの上にたくさん植物を置いていませんか?デッキに植物はとてもよく似合うし、植物の置き場として、デッキを作りたい方もいらっしゃいます。

でもたくさん置くとなるとやはり通風が悪くなりますし、植物には水分が必要ですから水撒きも頻繁になります。

可能であれば植物の置き場所は別のところにして、デッキの上には特にお気に入りをひとつかふたつになさってはいかがでしょう。

この場合もプランターを直接デッキにのせずに、かませものをしたり、ラックやキャスターつきのプランター置きなど利用して、プランターの底とデッキのあいだの隙間を作って下さい。
時々位置を変えていただくことも有効です。

また、泥や犬の毛が板と板の間に詰まって、水切れが悪くなってしまった例もございます。

とはいえ、なにごともデッキ優先というわけにはいきません。
LBウッドはどんな場所でもながく使える木を目指して研究してきたものです。
LBウッドを選んでいただいて、あとはできる範囲で工夫なさっていただければ充分だと思います。

ウッドデッキも様々な素材で作られています。たとえば、なんの防腐処理も施されていない普通の材木の場合(防腐処理済みとされているもののなかでも処理があまいもの、その樹種に適さない防腐処理をされたものは処理をしていない材木に準じます)、防腐の効果を防腐剤入りの塗料に頼ることになります。

この場合は塗装面がはがれたら即防腐効果はなくなるので、毎年最低1回の塗装しなおしが必要です。
しかし、仮に表面はそれができたとしても裏面まで点検して塗装しなおすことは現実的には不可能で、実際にはこのようなデッキは長持ちしません。

当社のウッドデッキの場合は、全ての材木に防腐防蟻処理を施してあります。その処理は当社系列の防腐工場でしっかりと管理された中で行われていますので、防腐・防蟻の効果については安心できるものです。

そのため当社のデッキは防腐・防蟻を塗装に頼る必要はありません。
塗装なしで長く使用可能なデッキができあがります。
そこには施工者の、腐りにくく作る工夫も加わりますので当社ではデッキの施工者は外注を極力避け、社員で施工するようにしています。

塗装なし、つまりはメンテナンスフリーで10年保証を付けております。
塗装につきましてはQ4でもふれておりますので是非ご覧下さい。

当社ではLBウッドのみでデッキを作っていますので、色は1種類です。塗装をすればお好みの色に着色できます。

当初は普通の日本杉に少し青みどり色がかっています。これは防腐剤に含まれる銅の色です。サンプルもお送りしますので、お気軽にご用命下さい。
しばらく経ちますと(季節にもよりますが2~3ヶ月位)紫外線の影響でだんだん黄色味がって、飴色になりとてもいい感じです。
さらに時間が経ちますと、徐々に徐々に黄色味が抜け、灰色に近くなっていき、最終的には海辺で見かける流木のような感じで安定します。

自然の木の色なのでどのような色の外壁にもよく馴染みますが、もっと個性を出したい、サッシの色と合わせたいなどご要望があればもちろん塗装もできます。
色の変化を楽しんでから、だいぶ古びてきたなというところではじめて塗装なさる方もいらっしゃいます。また新品のような感じになります。
塗装は美しくなりますが、使用しているとどうしても剥げてしまう部分がでてきます。

紫外線の影響の強い水平面に顕著で、床面や笠木(フェンスの一番上の部分)、またよく歩く場所も色がとれやすいです。

色の取れやすい床面だけをはじめから塗らない、という方法もあります。これもツートーンになってなかなか可愛い感じのデッキになります。

先にQ3の塗り直し(メンテナンス)でご説明しましたように、防腐・防蟻のために色がとれたからといって、あわてて塗り直しする必要はございません。
当社のデッキの塗装はあくまで美観を高めるためのものでありますから、お客様がまだいいや、とお考えでしたら、まだ塗りなおさなくてよろしいのです。
そろそろやろうかな、とお思いになった時が塗り替えどきです。

あまりにも広いデッキや高いところにあるデッキは業者頼みになりますが、お庭のデッキは一般ユーザー様も楽しみながら塗れると思います。

塗装は1回すると、頻度はまちまちでも必ず塗装自体のメンテナンスが必要になりますので、塗装なんて自分では絶対無理!派の方ははじめから塗装なしのほうが無難です。
塗装はなるべくオイルステイン系のものをご利用下さい。油性で、木に滲みこむタイプのものです。

また、ホームセンターなどでこのごろ水性の屋外木部用の塗料をみかけます。刷毛など用具のお手入れは大変楽ですが、塗装の持ちはいまのところまだ油性のほうがよいようです。

耐久性、構造耐力、機能及びデザイン、エンターテイメントです。

まず1番大事な点は、耐久性です。殆どの会社はそこに重点をおいているはずです。
木材の研究者の間にも15年ほど前から、ウッドエクステリアの耐久性は10年を1区切にすべきとの意見もありました。
外部使用は、その位過酷な条件であるという認識をしてください。

2番目は、構造耐力です。使用に不安な構造では日常生活の中では、次第に疎んじられ使われなくなっていくからです。

3番目は、どう機能を持たせるか及びデザインです。この2つはどうしても両立させなくてはならないし、使い勝手や見てくれの悪いものは取り替えたくなったりして、耐久性が意味を持たなくなる可能性もあります。

4番目は、エンタータイメントではないでしょうか?いかに生活を潤いのあるものに変えてくれるか?家だけではなしえない戸外のエンターテイメントは一応順位をつけてますが、これを1位にしてもおかしくはないかもしれません。

杉、ヒノキを適材適所で使用しております。 色んな会社で特色はあると思いますが、弊社では適材適所で分類して使います。

合法木材で供給不安のない加工自由度の高い国産針葉樹を薬剤注入して、特許木材LBウッドに改質して使います。

3の質問にも関連しますが、構造体に使うもの、床・パーゴラに使うものと、分類して使っています。
木という自然素材は、耐久性や色が同樹種においてもばらつきがあり、一面それが自然素材の魅力ですが、耐久性のばらつきをなくすことが、実は薬剤注入の最大の目的なのです。

従来、海外の曝露実験データにより高耐久性樹種とされたものが、日本で思ってもみない短い期間に腐朽した事例もあった為、海外に於けるデータを鵜呑みにせず日本における実績のあるものだけを使用するという考え方でいます。

薬剤はJIS K1570に規定されるものを使用し、自社工場で注入しております。毒性実験はラット・ヒメダカで試験され、問題はありません。

薬剤はJIS K1570に規定されるものを使っており、主成分は10円玉に使用される銅(Cu)と消毒薬で腐朽菌に強い、塩化ベンザルコニウムです。

毒性実験は、ラット・ヒメダカで試験され、問題はありません。
化学物質のメ悪玉理論モは、無知と情緒に基づくものも多く、供給不安のある貴重な熱帯雨林の破壊との天秤にかけると、リサイクル可能な弊社の注入薬剤は、ある意味地球環境に優しいと言えると思います。

水を長く滞留させない事、木の栄養分をどの様に絶つかということです。

木が腐朽する要素は、空気(酸素)、栄養分(木材)、水分、温度であり、ここでコントロールできるのは、栄養分と水分です。

酸素の無い状態では、腐朽菌の発生もないし、極低温でも発生はありませんが、その様な条件を作り出すのは不可能です。

従って、薬剤を注入することによって、栄養素であるセルロース、ヘミセルロース、リグニンへの食害をとめることになります。

また、水分を滞留させないで菌の繁殖を防ぐ工夫が、施工上の技術となってくる由縁です。

こうした理論から、当社は、前出①にある「補助薬剤」「施工技術」「適切なメンテナンス」「木材への薬剤湿潤度・薬品濃度の管理」といった、基本姿勢を大切にしております。

ウッドデッキの価格につきましては、現場を拝見してからということになってしまいます。

図面や寸法をお知らせ頂ければ、概算をお出し致します。

この種の質問がやはり一番多いのですが、フルオーダーの性格上、現場を拝見してからということになってしまいます。
但し、単純な形のデッキなら、2Fデッキや1Fデッキでも図面で概算は出ます。

その場合でも作るときのことを考えると、やはり正確な価格は現場を把握しないとでません。

弊社はそういう意味で、見積もり無料としておりますので、お気軽にご利用下さい。

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