塗料の色を作る

開発意図

既成の木材保護塗料は多くて25色程度であるため、外壁の色に合わせたいとか既成の色よりもう少し深みのある色が欲しいというときに対応できない。
普通のペンキのようにもっと自由な色(ただし、木目を生かして)が出ないかと感じたことが発端である。

結果

最初は粉末の顔料から作っていた。
一雨降るごとに少しずつ退色がおこり、実用に耐えられるのは黒系統のみとなった。
次に8年程おつき合いのある塗料会社との相談の上、ペースト状の顔料に変えてみたところ、色落ちがほとんどしなくなった。
撥水性の持続性やUVカットへの影響などまだ課題は残るが、実用化の目途はたった。

■新色。実験中…

■新色での塗装現場。