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ウッドデッキの材料

ウッドデッキにおける高耐久処理の国産材の優位点

投稿日:2018年1月12日 更新日:

前回、ウッドデッキで使用される材木の種類についてや、特性、使用での留意点を述べた。

今回は、国産材に絞って、その優位性に絞って述べてみたい。

  1. デザインの柔軟性
  2. 軽量である事の優位点(カラーリング)

まず、この二つである。

 

デザインの柔軟性

デザインは、木材の加工が容易であればあるほど、作りやすくデザインの種類も多くなる。南洋材、アフリカ材、南米材で耐久性を謳われる木の殆どが固くて重いハードウッドであるから、施工が大変で有り、プロですら比較的平凡なデザインにならざるを得ない。

垂直、水平で形成されたデザインになりがち。既に材料の段階でキット化されてるようなものだ。勿論、これは木粉とプラスティックで成型された人工木も同様である。(こちらは、デザインのみならず、大きさも規定されることがある。)

 

デザインの種類を増やせないもう1つの理由

デザインの種類を増やせないわけはもう 1 つある。

丸太で海外の業者が輸出しようとしたとき、丸太には昭和 40 年代から関税ゼロであるが、国内で加工して製品化したほうが、わずかな関税を払っても、経済的には潤うので近年、寸法の決まった材寸での製材品が殆どだ。

丸太から製材する場合、幅や厚み、長さも自由になるし、構造材としても、大きな部材が一本取りで取る事が出来る。(こうした理由もあり、外国産ハードウッド、ソフトウッドは、材料寸法が規定されるので、デザインの変化をつける自由が減った。さらに、こうした理由で構造材でハードウッドを使いたい場合、構造材の寸法が荷重に耐えられなくて、撓んで構造的に不安な構築物も見かける)

 

ウッドデッキのそもそもの原点

ウッドデッキのそもそもの原点は、アルミ+プラスティックの人工的な構造に魅力が欠けていたことから、普及してきたものである。

ガーデニング・ブームで、植栽と相俟って、庭の雰囲気、庭の快適な利用、生物資源としての木材の良さで、使われてきたが、耐摩耗性重視のハードウッド、人工木がプライベートな庭にも、使われて大分経つ。

日本における、外部使用の木材(エクステリア・ウッド・・東大教授・信田聡氏命名)は、高耐久処理しないと、確かに外国産材のハードウッド、人工木に劣ることは、事実だ。

しかし、日本のソフトウッド(スギ・ヒノキ)は、高耐久処理(保存剤で加圧処理して木材深部に浸潤させる)で、腐朽菌に対応に充分な濃度・組み合わせで、上記のレベルの材料に追いついて行く。(イペ・ウリンのレベルということ)

そして、なおかつ豊富な材料寸法が取れるということで、イメージとして柔らかさのある、自由なデザインの構築物が可能になる。

規格化デザインで、耐久性と耐摩耗性でいいということは、不特定多数の利用する公共利用施設ならば、いいかもしれない。

 

メンテが要らない?

もうひとつ、メンテが要らないという文句は、実際的ではない。コンクリートで作られた道路も、メンテは欠かさない。鉄骨製の構築物も同様だ。

しかし、ハードウッド、人工木はメンテが確立していない乃至は出来ないのだ。

ハードウッドは、比重が大きいことはご存知かと思う、が、木材内に、保存剤が浸潤するスペースが殆ど無い、ということは、後から強化できないわけで、、 公共物では、雨が侵入しないようコ―キングしたり、付け刃的措置が多い。

だめなら、作り替えになる。

木材は、汚れたり、藻がついたり、カビがついたり・・これは人工木も大差ない。

これに対応力を持つ施工力は重要だ。

使えば使うほど、ウッドデッキは生きてくる。

歌“♪柱の傷はおととしの・・・♪”で見えるような思い出も、刻み込まれて楽しいのは国産材ソフトウッドだ。

釘も金具も容易に打てて、デッキのデザイン、用途をのちに進化、現況に適応できる。

構築物が軽量で有りながら、施工で強固にさせることは、そう難しい事ではない。

軽量であるが故、本体に長期荷重の負担がかからない、屋根置きデッキでも、重量が約1/2になるので、安全面でもそうとう有利である。

長期荷重が大きいということは、長い間、重いものを乗っけて、デッキが支えている(材料自体の重みでだ!)ので逃がしようがない重さがかかってくる。

 

最後に

前回も触れたが、ウッドデッキの日本における普及度や歴史は、欧米と較べてかなり遅れている。

外部木材使用の歴史の古い米国では、もともとソフトウッドを、保存剤で改質して高耐久化が一般的である。

外部使用についての、“木の文化”は米国のほうが進んでいる。

昨年の年末に、愛知県犬山市の旧帝国ホテル中央玄関(東京から1976 年移築された、1985 年再建終了)を見に行った。

著名なアメリカの設計家フランク・ロイド・ライトの設計、及び設計管理されたもので、 建物自体が、所謂、効率重視のための、無個性なビル・・ではなく、大谷石、 レンガタイルを使って、脇役の素材が十分に、個性を出し、ホテルそのものがなにか、魅力的なものになっていた。

そうなんだ、ウッドデッキは自然の素材感が大事だ!とはっきり感じさせた。

同じ時代の別のビルが、今でもレトロ感はあるが、のっぺらぼうで魅力がない。

ウッドデッキの耐久性の追求は勿論大事であるが、この自然素材の良さという最大の長所を、無機的な素材で、作りこむことは、不可能である。

21世紀は、環境の世紀であり、持続可能社会をどう作り上げるか?という関心は、巷間、書物などの多さで再認識するわけだが今後、ますます蓄積量を増す森林資源としてのスギ、ヒノキの国産材。

この自然素材を改質して高耐久化し、ウッドデッキなど、外部使用するのは、先述したような様々なメリットがある。

 

生の声を聞きながら

最近、作って20年程経つウッドデッキの再点検を頼まれることがある。

当時は、お子さんが生まれ、毎日の生活も、子供を遊ばせたり、子供用プールで遊ばせたりしての子供中心の生活だったことが、お話の中で推測できる。

弊社のウッドデッキは、ずっとソフトウッドの改質されたもので、皮膚感覚として、夏は暑くもなく、冬は寒くもない。

そして、色を後から塗装される人も居られるが、大体が、作った時から塗装せずに時の変化で、アジサイのような色の変化を楽しむ方が多い。

年数がたって、風格が出てきた、とか味が出てきたとおっしゃるお客様も多い。

 

公的ウッドデッキと、住宅に作る私的ウッドデッキの違い

多人数を想定して、多くの人が歩き回る機能一辺倒が公的ウッドデッキ。

私的ウッドデッキは、家族の思い出も内在する極めてプライベートなものである。

建築家・篠原一男の考え方を敷衍すれば、公的ウッドデッキは、多くの多数の人を意識した建築物と意識され、意匠されたものになる。

私的ウッドデッキは、個々人の家の性格、家族の好み、思い出まで内包するごく自然に生えてくるような自然物のようだと言える。

この違いを、あまりに公的ウッドデッキ的に考えてしまうと、合理的なぶん、作られたものに、または家族の中に一種の”響き”が失せがちではないだろうか?

この、人間的な、あまりに人間的な生物素材の構成から成り立つウッドデッキ、ウッドエクステリアでありたいのである。

昔作っていただいたお客様の声に耳を傾けると、こういう意見に集約されていくようだ。

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太田亮(ウッドデッキ親方)

太田亮(ウッドデッキ親方)

せっかく我が家にウッドデッキを作るなら、もちろん永く使えるものにしたいというのが 皆様の要望です。しかしながら、耐久性を考えられていないウッドデッキを見ることもしばしば。私たちエルビーシステムでは、木材に精通したプロスタッフが日々実験と研究を重ね、 "永く使える"ウッドデッキを作るためにさまざまな取り組みを行っています。熱帯雨林の伐採など、環境保護がさけばれる中、私たちが考えるのは"国産材を使っていかに耐久性をあげる 処置を施すか"ということです。環境にも人にもやさしい、高耐久性を持ったウッドデッキの施工を研究し、ご提案します。

特許取得のLBウッドとは?

国産材へのこだわりで、環境へも配慮しています。

「木づかい運動」木づかいニッポン

近年、耐久性を求めることから熱帯雨林の広葉樹(イペ・ウリンのようなハードウッド等)がよく使われ、 森林資源の枯渇が危ぶまれています。

違法伐採が多く、原地で合法木材とされているものでも違法木材のロンダリングされたものの可能性は高いのです。

LBウッドはそうした地球環境保護を考え、持続的に供給が可能で資源の豊富な国産材を採用しています。

国産材に高耐久性処理を施すことで、ハードウッドと同等以上の耐久性を可能にしています。

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